「私、バックパッカーでしたが、なにか?~90年代女パッカーの戯言」7

 

 まさか、翌日から自分に大変なことが起こるなんて思っても見なかったんだけどね

 

本当にごめんなさい。

3ヶ月も原稿すっ飛ばしちゃって。

日本で社会人やってるとね、みなさんご存知のように、忙しいのよ!って言いたいところだけど、ぶっちゃけ遊んでました。しかも旅行なんか行っちゃってました。

 

こんなご時世、旅にでも行かなきゃやってられませんぜ、旦那。

ってワケで、7月から8月にかけて1ヶ月。そのあと、帰国して、こちらは一応お仕事で1週間弱バンコクに行ってったんです。ということは、その前後はもうめいいっぱいです。お仕事やら、雑多な諸々。

原稿が遅れたワケはそういうことなんですが、久々に旅に行って、一つ、大声でここで言いたいこと。

 

やっぱり、旅はいい!

 

まっ、もともとゴクツブシのハードバックパッカーで、旅中毒。だから旅に出ればニッポンのストレスはすっかり流れて、健康になるっていうのは分かってたんだけど、今回はあらためてその効用に驚いたのであります。

出発前はいろんなことに疲れちゃって、体もかなりガタが来てて、ああ、私も年かな?なんて思ったりしてた。ところが、旅に出て3日目くらいには、体の細胞をオーバーホールして入れ替えたみたいにすっきりして、体調はすっかり良くなってしまった。

 誰にでも!っていうんじゃないけど、少なくともこのバックパッカーズリンクを見ているあなたならきっとそんな効用を体験できるでしょ。そして旅に行こうかどうか迷っている若者たちよ、オーバーホールしてみたくない!?

世界は面白いことがいっぱいです。

 

 

indonesia002.jpg

グルジア・メスティアにて。もうすっかり健康な私は、この日めちゃめちゃ飲み過ぎたのでありました〜

 

さてここから約15年前、前回の続きに戻るね。残念ながらカメラが故障して、このあたりの写真が全滅。1枚も残ってないから文章だけ。

 

シンガポールで出会って、ラッフルズホテルのバーで素敵な夜をともに過ごしたT君は、幾分迷ってから、私と緒にマレーシアに行くことになった。

 

まだこの時、若干20歳だった私、今思えば、若気の至りというか、なんか可愛いなって思う。自分が女の子であるということ、そしてそれが時に男の子に何かしらの想いを、良くも悪くも抱かせることについて、ほとんど考えることもなかった。単純に、男の子も女の子も、旅行をしている人であるという共通項でつながっているんだって、純粋に信じていたんだよね。

 

T君がどうのっていうのはないけど、後々この件についてはちょっと考える出来事があったんだけど、それはまたそのときに。

 

実はこのシンガポールからマレーシアの移動には、自分なりの思い入れがあった。シドニーで1年オープンのチケットを買った時、シンガポールからクアラルンプール、そしてバンコクとストップオーバーするのでも値段は同じだった。

 

けれど、それまで陸路で国境を越えたことがなかった私は、ギリシャ人家族から間借りしてボーイフレンドと一緒に暮らす部屋でプランを考えていた。陸続きになっている国に行くということに思いを馳せてみる。やっぱ、ここは陸路で国境越えたいな。

旅行会社でその旨を伝え、シンガポールin、バンコクoutのところはオープンジョーにしてもらった。今思えば、すごく贅沢なチケットだったんだよね。

 

ここからは、国境を越えた日の当時の日記を少し抜粋してみるね。

 

今日はシンガポールからマレーシアへと国境をバスで越えた。今まで飛行機でしか外国から外国への移動をしたことが無かったから、なんだか全く違う感じだった。

Queen St.からNo.170の市バスに乗る。ビルが建ち並ぶ街から遠ざかって行く。

シンガポールは中心地はかなり高いビルがたくさんあって大都会だけど、ほんの少し離れると、まだまだ古びた感じで、今から工事中というところが目立つ。けれどこれから先、もっと大きくなるに違いないな。バスはそのまま他国へ行くという感じもせず、ジョホールバルへと続く橋の前で止まった。ここで出国手続きをするのだが、手続きといっても、ただパスポートを見せてハンコをおしてもらうのみ。

That`s all. 

そしてまた、同じNo.170がくるのを何十分も待って橋を渡る。

途中に黄色いラインがあった。多分あれが国境線だろうか?

橋はとても短くて、あっという間にマレーシアの入国手続き。カードに必要なことを書き込み、パスポートと共に提出。すぐにハンコが押され、荷物のチェックすら無く、無事にマレーシアに入国!といっても、まだいまいち実感が湧かなかった。

 

思い出っていうのは自分の都合のいいように脚色されるもので、日記を読み返すまで、私はあの時、もっと感動してたって思ってたんだ。でもこれを読むとめちゃめちゃ淡々としてるね。

うーん、なるほど。これが私の初の国境越えってワケだ。たいして面白くもなんともなくて、すみません!

 

ジョホールバルに泊まることも考えたけど、バスターミナルから街が遠かったので、そのままマラッカに移動することに。この日も空は煙に包まれて、どこまで行ってもグレー。

マラッカに到着。

その日は宿に泊まっていたデンマーク人とスウェーデン人のお客と夜遅くまで話こんだ。北欧の社会保障や、ヨーロッパの歴史がそれぞれの国の人たちのアイデンティティにどんな風に影響してるかなんて話などをずいぶん聞いたな。

 

私は基本的にノーテンキなおばかで、いろんなチシキってのが非常にかけてるから、その国の人から、その国の話とか、個人の意見や考えを聞けるって言うのが、いつでも新しい話ばかりに聞こえて面白い。これは今でも変わんないんだけどね。

 そうしてマラッカの夜は更けていった。

このときは、まさか、翌日から自分に大変なことが起こるなんて思っても見なかったんだけど、それは次回!

 

※第一回からはコチラで読めます。

http://backpackers-link.com/girls/index_2.html

 

Japan Backpackers Link 2012年9月23日 01:14 AM
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